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地熱調査

地表調査等により地下構造を把握し、調査井戸から得られた情報を加えて総合解析を実施し、地熱資源のポテンシャルを評価します。

机上調査(文献調査)

対象地域における過去の地熱調査の結果、既存の地質図、文献等を収集・整理および解析し、有望地の抽出や必要な追加調査を提案します。

地質・変質帯調査

抽出された有望地において、地質調査を実施し、地熱兆候、地質構造を推定します。現地調査で得られた試料を使って室内試験を行います。

地化学調査

有望地周辺の温泉水、地表水を採取し、地熱流体の起源、生成機構、深部温度および地熱貯留層を把握・推定します。

温泉水モニタリング

地熱調査にともなう調査井の掘削や関連工事が温泉水に及ぼす影響を、水質や水量をモニタリングすることで早期に異常を察知します。

物理探査

地上からの電磁探査(MT法、TEM法など)、重力探査を行い、地熱貯留層の分布を推定します。

ドローンによる地形測量

地熱調査では、詳細な地形図が不可欠です。ドローンを使うことで、従来の航空写真測量に比べて安価かつ迅速に地形測量を行うことができます。さらにLiDAR(Light Detection and Ranging)を使用した超精密地形測量を行うことで、樹木やクマザサなどの植生に覆われた場所でも微細な火山地形を抽出できます。

ドローンによる精密測量

ドローンによる地熱モニタリング

噴気孔の周辺など立ち入りの制限されるエリアの温度測定も、ドローンを使用することで安全かつ迅速に測定できます。

調査井掘削

地下深部の温度が200~300℃に達する地熱調査井戸の掘削を、用地の選定、掘削準備から工事施工管理まで対応します。

総合解析

地熱評価

調査データを総合的に解析し、地温分布、流体流動構造の推定、地熱ポテンシャルの評価や地熱系概念モデルの検討等、地熱開発に必要な情報を提供します。

貯留層評価

地熱貯留層の状況や経時変化を詳細に把握し、数値シミュレーションを通じて、地下における蒸気・熱水の流動状況の評価精度を向上させることで、蒸気・熱水の生産量の最適化・安定化を図ります。