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現地調査

机上調査の結果をもとに現地へ赴き、地表地質調査、地化学探査、物理探査、ボーリング調査、坑道調査等を行い、鉱床が存在する可能性を検討します。

地質調査
地化学探査
物理探査
ボーリング調査
坑道調査

地質調査

現地地質調査では、地質構造の把握や鉱徴地の確認を行います。

地化学探査

土壌サンプリングや河川の沢砂サンプリングを行い、対象地域内の有望地を抽出します。

物理探査

対象となる鉱床の種類や深度に応じて、最適な物理探査手法を適用します。電気探査(比抵抗法、強制分極法)、ドローン空中磁気探査、電磁気探査(MT法、TEM法、SQUITEM法)、重力探査を行っています。

①電気探査

地表の測線上に電極棒を一定間隔で打ち込み、地中に流した電流を複数の電極棒の組合せで電圧値を測定することで、地下の電気伝導度構造を明らかにします。地下数メートル~300m程度の探査に対応します。

②電磁探査

TEM法:

探査対象深度が数十メートル~800メートル程度で適用します。地上に一辺の長さが100~500m程度の正方形のループ状に電線を敷設して電流を流し、電流遮断後に発生する磁場変動をループ内に設置した磁気コイルで受信します。

TEM法

SQUITEM法:

TEM法の受信装置として、超高感度な超電導磁気センサ(SQUID)を使用することで、より深部の地下構造の情報を取得します。地下数十メートル~約3,000mの深度の探査に対応可能です。SQUITEM法の詳細はこちらをご覧ください。

SQUITEM法

MT法:

磁気コイルと電極を使用して自然界の電磁場変動を測定し、地下数十~数千メートルの深度の地下構造を明らかにします。

MT法

③重力探査

地下構造を構成する岩石の種類により密度が異なります。地上で重力を精度よく測定することによって地下の密度分布を推定し、鉱床の分布を推測します。

重力測定

④磁気探査

ドローンに搭載した磁力計を使用して調査地の上空を飛行して地球磁場を測定します。金属や鉱物が作る磁気異常を検出することで、資源の賦存状況を推定します。ヘリコプターに比べて低高度で磁場を計測できるので、磁気異常をより明瞭かつ高解像度で把握することができます。詳細はこちらをご覧ください。

⑤LiDAR

ドローンに搭載したLiDAR(Light Detection and Ranging)を使用した超精密な地形測量を、鉱山堆積場の安定評価のモニタリングや鉱物資源探査へ活用しています。詳細はこちらをご覧ください。

ボーリング調査

鉱床有望地でのボーリング計画から施工管理まで実施します。

坑道調査

坑道内でスケッチを行い、地質解釈に役立てます。